ここだけは絶対!司法審査の対象となるか否かの「境界線」を徹底攻略

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こんにちは。司法審査の対象となるかを覚えるのに苦労した、「しあ」です。

この司法審査の対象となりえる判例は、裁判所がどう考えて結論を出したのか。ここを要領よく覚えてしまうのが早道だと今では思ってます。私はしっかり肢別過去問を何度もやり直して時間を使ってしまいました…

皆さんには同じような時間を使わずに対策してもらえたら嬉しいです!


裁判所が「入り口」で断るケースとは?

トラブルを解決するのが裁判所の仕事ですが、「何でもかんでも」というわけではありません。 組織内部の自治を尊重したり、高度な政治判断を避けたりするために、裁判所が「ここから先はうちの仕事ではない」と一線を引くことがあります。

この境界線を正しく見極めることが、試験での正答率を左右します。


司法審査の「◯と×」重要判例リスト

肢別過去問の頻出パターンをベースに、絶対に外せない判例を厳選しました。ここにある結論と理由をセットで押さえれば、この論点はほぼ攻略したも同然です。

判例(事件名)審査の論点(何が争われたか)審査の可否理由(なぜか?)
富山大学事件(※)単位の認定×(しない)内部的な教育的裁量の問題だから。
(同上)専攻科修了(卒業)の認定◯(する)市民としての法的地位に直結するから。
板まんだら事件信仰の対象の真偽×(しない)宗教の中身には裁判所は踏み込めない。
共産党除名事件政党の除名処分×(原則しない)原則×。ただし適正手続き違反は審査◯。
苫米地事件衆議院の解散(の妥当性)×(しない)統治行為論。高度な政治判断だから。
在宅投票制度事件立法義務を放置している(不作為)◯(する)立法義務違反の有無は司法が判断できる。
加茂市議会事件(※)地方議員への出席停止処分◯(する!)【判例変更】 議員の活動を止める重い処分は審査すべき。

(※)富山大学事件の肢別解説はこちら↓
「部分社会」への司法審査はどこまで及ぶか?単位認定の境界線

(※)かつての判例では「出席停止は審査しない」とされていましたが、令和2年に変更されました。


なぜ「これら」は審査対象になるのか?

① 「一般市民としての権利」への影響

裁判所は「組織の中の揉め事」には入りたくありません。しかし、その処分が「外の世界(社会)」にまで影響を及ぼすなら話は別です。

  • 単位不認定(×):大学の中だけの話。
  • 修了不認定(◯):社会での就職や資格取得ができなくなる(一般市民としての権利侵害)。

② 【重要】令和2年のアップデート(加茂市議会事件)

地方議員の「出席停止」については、最近考え方が大きく変わりました。

  • 以前:出席停止は内部の小さな罰(審査×)
  • 現在:議員が議会に出られないことは、住民の代表としての活動を止める重大なこと(審査◯)

ここがひっかけ!

古いテキストや過去問の解説では「出席停止は審査しない」と書いてあるものがありますが、最新の試験では「審査の対象となる」が正解です!


試験で間違えないための「判例の読み方」

試験問題で「司法審査」の言葉が出てきたら、以下の3つのステップでチェックしましょう。

  1. 「専門的な中身」を問うているか? → 宗教の教義、大学の採点などは×。
  2. 「適正な手続き」を欠いているか? → 手続きの不備(弁明の機会がない等)なら、政党の除名なども審査◯になる場合がある。
  3. 「議員の活動」を止めるものか? → 令和2年以降、地方議員の「出席停止」は司法審査の対象(◯)です。

まとめ:記憶に残る「最後の一言」

「中身(教義・政治)は無視、形(手続き・市民の権利)に関われば審査する!」

この厳選リストを頭に入れておけば、行政書士試験の「司法審査の限界」に関する問題のほとんどは撃退できます。まずは「単位」と「修了」の区別、そして「出席停止」を最新ルールにアップデートしましょう。

明日も一歩、合格へ!この調子で重要論点を確実に自分のものにしていきましょう。

リーガル・ステップ|一歩ずつ、自由な未来へ。

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